擬態と自由について

rejse

2016年09月16日 14:57

新しい民進党の党首が決まりましたね。

個人的には玉木さんに当選して欲しかったので、残念です。


女性初の党首が誕生したのも画期的なことでしょう。

だけど私は、「移設は私たちの政権で決めてので、方向性を変えることはない」との発言で、彼女を支持できませんでした。
この発言と、二重国籍の問題で堂々と「自分の生い立ちや国籍がなんであっても、問題ない」と主張して、党首選に挑めなかったメンタリティは共通している気がしました。

「アメリカや日本人の顔色の顔色を伺い、媚びなければ党首になれない。」

まるで擬態して、自分の本当の姿を隠して生き延びる昆虫みたいです。

だけど、蓮舫さんだけが悪いのかというと、そうではないでしょう。


蓮舫さんにそう思わせたのは、私たちが人種や国籍で他人を差別してきた結果ではないかと。

そして私たちも、立場の強い人たちに堂々と自分の意見を言えないでいる。

大変でも「苦労してるのは、みんな一緒だから」と言ってしまう。

「政治の話をするのって一般的じゃない。」と思い込む。

それって凄く「不自由だな」と思いました。

もうアラフォーだけど「18歳からの民主主義」を読みました。

SEALDs KANSAIの大沢 茉美さんの言葉が心に沁みました。

私たちは、学歴社会で競争し、経済的な利益を追い求めることが正しい生き方だと教わってきた。

そこから脱落することは「負け組」「人でなし」「甘えだ」だと教わってきた。

でも「そうじゃない」ということを、22歳の彼女に教えてもらいました。

誰も擬態しないで、自由に自分らしく生きれる国。

他の誰かに期待するんじゃなく、自分の手でそれを作ろうと思ったら、少しは幸せに近づける気がしました。







関連記事